「副業からフリーランスになったけど、何から始めればいい?」
「開業届って本当に出さないといけないの?」
「確定申告や税金が心配…」
そんな不安を抱えている方へ。
会社員と違って、フリーランスは“自分で決めて自分で管理”することの連続。
でも、基本を押さえていれば、誰でもきちんとスタートできます。
この記事では、開業届の出し方と、フリーランス1年目に注意すべきポイントを、初心者にもわかりやすく解説します。
✅ 1. 開業届とは?出すメリット・タイミング
■ 開業届ってなに?
開業届(正式名:個人事業の開業・廃業等届出書)は、「個人で事業を始めました」と税務署に報告する書類です。
■ 出すメリットは?
- 青色申告ができる(節税に有利!)
- 事業として認められ、堂々と仕事ができる
- 銀行口座・屋号・融資などの申請にも有利
※ 青色申告を希望する場合、開業届と一緒に「青色申告承認申請書」も提出が必要です(提出期限あり!)
■ 提出のタイミング
→ 開業から「1か月以内」が原則(多少遅れても罰則はなし)
副業の場合でも、「継続的に収入を得ている」とみなされれば提出対象です。
✅ 2. 開業届の出し方(超カンタン3ステップ)
ステップ①:国税庁のサイトから様式をダウンロード
- 【個人事業の開業・廃業等届出書】をダウンロード(PDF or Web入力)
- https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2023/pdf/02.pdf
ステップ②:必要事項を記入
- 氏名、住所、電話番号
- 屋号(なければ空欄OK)
- 事業の種類(例:Webデザイン、ライティング、動画編集 など)
- 開業日
- 収入の種類(事業所得 or 雑所得)
- 青色申告を希望するかどうか
ステップ③:税務署に提出
- 管轄の税務署に持参、または郵送
- マイナンバーカードがあれば【e-Tax】でオンライン提出も可能!
✅ 3. 屋号はどうする?口座開設は必要?
屋号はつけてもつけなくてもOK
- あなたの事業名。名刺・請求書・銀行口座にも使えます。
- 例:「YUKARIデザインスタジオ」「緒方ナレーションラボ」など
- 個人名とセットで信頼感アップ!
事業用口座を分けよう(超重要!)
→ プライベート口座と分けることで、収支の管理・確定申告が圧倒的に楽になります。
→ 屋号入り口座は信用にもつながります。
✅ 4. フリーランス1年目にやるべきこと【6つ】
① 帳簿付けをスタートしよう
→ 確定申告のために、収入・経費を記録。
→ ExcelやGoogleスプレッドシート、もしくは会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を活用!
② 経費を把握して、しっかり節税
→ 事業に関わる支出(PC代、電気代の一部、通信費、ソフト代など)は経費に計上可能。
→ 領収書・レシートはすべて保管!
③ 青色申告に挑戦(65万円控除が魅力!)
→ 複式簿記で帳簿付けをすれば、最大65万円控除されます。
→ 会計ソフトを使えば難しくありません。
④ 国民健康保険・年金の手続き
→ 退職後、健康保険と年金は「国保・国民年金」に切り替え。
→ 市区町村の窓口で手続きが必要です。
⑤ 確定申告の準備を早めに
→ 1月〜12月が対象期間。翌年2月中旬〜3月中旬に提出。
→ 初年度は不明点が多いので、秋頃から準備を。
⑥ 営業・集客にも時間を使おう
→ スキルがあっても、仕事がなければ収入ゼロ。
→ SNS・ポートフォリオ・クラウドソーシングを活用!
✅ 5. フリーランス1年目に注意すべき3つの落とし穴
⚠️ ① 収入管理が甘くて税金に困る
→ 所得税・住民税・消費税(2年目から対象)を払えない事例、多いです。
→ 毎月「売上の30%を税金用口座に積立」がおすすめ。
⚠️ ② スケジュール管理ができずに納期遅れ
→ 自由な分、自己管理が必須!タスク・締切の見える化を。
→ GoogleカレンダーやNotionが便利。
⚠️ ③ 孤独になりやすく、モチベが下がる
→ フリーランスは“仲間”がいないとメンタルが不安定に。
→ オンラインコミュニティやSNSで同業とつながろう!
✅ まとめ|開業届は“独立の第一歩”、1年目こそ基盤作りを!
フリーランスの道は、自由でやりがいも大きい反面、責任もすべて自分にあります。
開業届を出したら、もうあなたは「事業主」。
焦らず、着実に準備していけば、1年目の不安は必ず乗り越えられます。
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