私がサカナクションと出会った日
目当ては別のバンドだったのに、心を掴まれてしまった一夜。2009年、福岡DRUM LOGOSでの対バンライブが、私とサカナクションの出発点でした。
「サカナクションと出会った日はいつですか?」と聞かれたら、私は迷わずあの日のことを思い出します。2009年5月30日、福岡のライブハウス「DRUM LOGOS」。それが私とサカナクションの、長い長い付き合いの始まりでした。
目当ては別のバンドだった
その日私が観に行ったのは、NICO Touches the Wallsの九州ツアー。実はこの日、NICO Touches the WallsとSakanactionの九州2マンツアーという編成で、サカナクションについては正直、名前くらいしか知らない状態で会場に足を運びました。お目当てはあくまでNICO Touches the Wallsで、対バンの一組という程度の認識だったと思います。
ところが、いざサカナクションのステージが始まると、その認識はあっという間にひっくり返されました。予想もしていなかった衝撃を受けて、気づけばステージに釘付けになっていたんです。対バンのつもりで観ていたはずなのに、「このバンド、なんだかすごい」という感覚だけが強く残りました。
草刈さんが眼鏡をかけていた、あの日の記憶
不思議なもので、大きな衝撃を受けた夜ほど、細かいディテールを鮮明に覚えているものです。あの日のステージで印象に残っているのが、ベースの草刈愛美さんが眼鏡をかけて演奏していた姿。今のイメージとは少し違う、当時ならではの佇まいが今でも目に焼き付いています。楽しそうに音楽に乗って跳ねて演奏されてました。こういう些細な記憶ほど、後から振り返ると宝物のように思えてくるから不思議です。
そこから本格的にファンになった
会場を出た後、私の頭の中はすっかりサカナクションのことでいっぱいでした。対バンとして偶然出会っただけのはずなのに、あの日の衝撃が忘れられず、気づけば当時リリースされたばかりだった『シンシロ』を手に取っていました。そこから何度も何度も聴き込み、気づけば私はすっかりサカナクションのファンになっていました。
「夜の踊り子」とモード学園のCM
もうひとつ、私の中で「サカナクションといえばこの曲」というくらい特別な存在なのが「夜の踊り子」です。この曲を知ったのは、モード学園のCMがきっかけでした。スタイリッシュでどこか艶っぽい映像と、あの独特なビートが流れてきた瞬間に、画面に釘付けになったのを覚えています。リリース当時からずっと好きな曲で、何年経っても聴くたびにあの頃の感覚が蘇ってきます。
まさかこの曲が、十数年の時を経て世界中でバズる日が来るとは、当時は想像もしていませんでした。長く聴き続けてきたファンとしては、あの曲の新しい聴かれ方を見るたびに、なんだか誇らしいような、不思議な気持ちになります。
ライブハウスに通っていた頃
音源を聴くだけでは飽き足らず、気づけば私はライブハウスにも足を運ぶようになっていました。今のような大きなアリーナ公演とは違って、もっと近い距離でメンバーの演奏を浴びられる時代。狭い会場の熱気、汗ばむほどの人いきれ、目の前で鳴らされる音の生々しさ——あの頃の記憶は、今でも私の中で特別な場所を占めています。
近さがくれた特別な体験
ライブハウス時代は、メンバーの表情や汗まで見える距離感。音楽が「体験」として刻まれた時期でした。
バンドと一緒に育った感覚
規模が大きくなっていく過程をリアルタイムで見てきたからこそ、今の姿にひとしお感慨深いものがあります。
規模が大きくなり、会場がアリーナクラスになった今も、サカナクションのライブの熱量はあの頃から変わっていないと感じます。むしろ演出や音響へのこだわりは年々進化していて、当時ライブハウスで感じていた熱を、もっと大きなスケールで体感できるようになった——そんな感覚です。ライブの座席選びについてはチケットの取り方完全ガイドでも詳しくまとめているので、これからサカナクションのライブに行ってみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
出会いから今日まで、変わらないもの
DRUM LOGOSであの夜を過ごしてから、もう長い年月が経ちました。その間にサカナクションは幾度も進化し、私自身の生活も大きく変わりました。それでも、新しいアルバムやライブに触れるたびに、あの日ステージに釘付けになったときの感覚と同じものを、今も感じている自分がいます。
出会った瞬間のことをずっと覚えている——それは音楽が持つ、なんとも不思議な力だと思います。サカナクションは私にとって、単なる「好きなアーティスト」というだけでなく、人生の節目節目にいつも一緒にいてくれた存在です。これから先も、新しい音楽と一緒に歳を重ねていけたらと思っています。
サカナクションについてもっと知りたい方は、「夜の踊り子」ダンスがバズった経緯まとめや歴代ライブグッズ完全まとめもあわせてご覧ください。最新ツアー情報はSAKANAQUARIUM 2026-2027「透明」全31公演まとめで詳しく紹介しています。

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